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S3Dのしくみ08 (3D3D.jp記事の転載)

転載の許可をいただいたので、3D3D.jp(サービス終了)で連載していた記事をここに上げていこうと思います。記事は古く、現在では不適切な解説も多いかと思いますので、必要であれば補足を追加つつ転載したいと思います。ただし、連載記事よりも書籍「よくわかるS3D映像制作 -実例から学ぶ立体視の作り方- 」でより詳しい解説をしていますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。


8.映画館ではどうやって立体に見せているのでしょうか? (2009-02-19)


立体視映画を見にいくと、とりあえずサングラスのようなメガネをかけさせられます。昔は赤青メガネでしたね。上映中にメガネを外してスクリーンを見たことはありますか? スクリーンを見ると絵が2重にダブって見えるかと思います。右目用映像と左目用映像がほぼ同時に映写されているのでダブって見えているのですが、この2つの絵をそれぞれ片方の目だけに見えるようにするためにメガネをかけさせています。今回はこのあたりの仕組みをご説明したいと思います。

ここではReal D方式を例にしたいと思います。Real D方式では、偏光を利用して左右の目の振り分けをしています。偏光とは、光の振動方向を揃えた状態のことを言います。揃えるとどういうことができるかというと、映像をスリットから覗いたような効果を得られます。下図をご覧下さい。


スリットを通った映像がスクリーンに投影されていると思って下さい。同じ形のスリットから映像を覗くと映像はきちんと見えます。ところが、向きが異なるスリットから覗くと映像はほとんど見えなくなります。Real D方式など、偏光を利用した上映では、こういったスリットから覗いたような効果を利用して右目と左目に映像を振り分けています。メガネの左右に異なる向きのスリットがついているようなものをイメージしてもらえれば良いかと思います。(Real D方式は、円偏光ですので、ここでいうスリットの形状は、縦・横というような単純なものではありませんのでご注意下さい。図はあくまでも分かりやすくするために単純化したものです)

CGY_3d3djp_08-01

 

【補足】
映画館の上映方式はReal D方式以外にもたくさんあります。Real D(円偏光)、MASTERIMAGE 3D(円偏光)、IMAX 3D(直線偏光)、Dolby 3D(波長分割)、XpanD(アクティブシャッター)、NESTRI 3D(アクティブシャッター)などがあります。それぞれ特徴が異なりますが、偏光方式とシャッターの良さを組み合わせるなど、より見やすいものになるようそれぞれ工夫されています。

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テーマ: 3DCG - ジャンル: コンピュータ

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